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太陽光設置を迷う?新築時に太陽光を設置するメリット・デメリット

2023年7月20日 購入
太陽光設置を迷う?新築時に太陽光を設置するメリット・デメリット

新築住宅を建てる際には多くのことを検討したり決断したりするものですが、太陽光発電も設置するかどうか迷うものの一つではないでしょうか?
近年、SDGs(持続可能な開発目標)への関心が高まっています。SDGsは2015年に国連で採択された”2030年までに達成すべき17の目標”で、太陽光発電はSDGsの達成に貢献できる有効な手段です。それにも関わらず、新築時に太陽光の設置を迷う理由は一体何なのでしょうか?

新築時に太陽光設置を迷う理由

一般的に、太陽光発電を設置するメリットとして、

・電気代を削減できる
・売電収入を得られる
・環境に貢献できる
・災害時の備えになる

このようなことが挙げられます。新築でも後付けでも太陽光発電を設置するとこのようなメリットがあります。しかし、これらのメリットがあることを知っていても、新築時に太陽光を設置するのを迷う方がとても多く、迷った挙句、”結局設置しなかった”というお宅も多いのです。それはなぜなのでしょうか?

初期費用が高い

新築時に太陽光発電を導入すると、初期費用として100万円から200万円、もしくはそれ以上の費用がかかります。この費用には、太陽光パネルの設置費用、架台の設置費用、配線工事費用、諸経費などが含まれます。家の購入費用に100万円単位の費用が上乗せされることになるので、迷うのは当然かもしれません。

設置スペースの制約

太陽光パネルを設置するためには、一定のスペースが必要です。屋根の面積が小さかったり、屋根の形状や傾斜、デザインなどの関係で太陽光設置が難しい場合があります。

メンテナンスが必要

太陽光発電システムは設置をしたら終わりではありません。長く安全に使うためにはメンテナンスが必須です。メンテナンス費用やその手間を考えると、二の足を踏んでしまうようです。

予測通りの発電量が確保できるかわからない

太陽光発電の発電量は天候条件に大きく影響を受けます。新築時に発電量の予測が難しく、実際の発電量が期待したよりも低い場合、費用回収までの期間が長くなる可能性があります。このようなリスクを考慮し、太陽光発電の導入を見送ることもあります。

このような理由で、新築時に太陽光を設置するか否かを迷うことが多いようです。

新築時に太陽光を設置するメリット

太陽光は安いものではないので、新築時に設置を迷ってしまうのは頷けます。しかし、「新築時に設置するからこそ得られるメリット」というものも確実にあります。

住宅ローンの借入と併せてローンを組むことができる

新築時に太陽光を設置すると、住宅ローンの借入と併せてローンを組むことができます。住宅ローンは一般的に低い金利で借り入れることができるため、太陽光発電の設置費用を住宅ローンに組み込むことで、低金利の恩恵を受けることができます。

初期費用が抑えられる

一般的に新築時に太陽光を設置すると、設置作業と家の建設が同時にできるので、トータルの初期費用が後付けよりも抑えることができます。

※参照:令和4年度以降の調達価格等に関する意見

太陽光発電を考慮した家の設計が可能

オーダーメイドの注文住宅は、屋根の形状や向きを自由に設計することができます。そのため、太陽光パネルを設置しやすい屋根の形状や、太陽光パネルが効率的に電気を発電できる屋根の向きを採用することができます。これにより、太陽光パネルの設置面積を最大限に活かすことができ、発電量を増やすことができます。また、外観を損なうことなく、太陽光発電を設置することも可能です。

新築時に太陽光を設置するデメリット

このようなメリットはありますが、最初にご紹介した初期費用面や設置スペースの制約などのデメリットもあります。またその他にも下記のようなデメリットもあります。

太陽光発電メーカーが選べないことがある

新築時に太陽光を設置する場合は、ほとんどの場合はハウスメーカーに依頼します。ハウスメーカーは提携している太陽光発電メーカーが決まっているので、太陽光発電メーカーの選択肢が限られてしまうことがあります。

屋根一体型は固定資産税が高くなる

屋根一体型の太陽光パネルは、家の外観を損なうことがなく美しく見えます。このタイプの太陽光パネルは、新築時だからこそ設置できるパネルです。しかし、屋根一体型の太陽光パネルは、住宅の一部とみなされるため固定資産税が高くなることがあります。

まとめ

太陽光を設置することで、電気代を削減したり、売電収入を得たり、環境に貢献したりすることができます。また、太陽光発電は現在進行形の電気料金の値上がりに備えることにも役立ちます。さらに、SDGsの視点で考えれば、新築時に太陽光を設置することは、持続可能な未来を築く一歩となります。

後から「あー…あの時設置しておけば良かった」また逆に「設置しなければ良かった」と後悔することが無いよう、新築時に太陽光の設置を検討する際には、ハウスメーカーの担当者とよく相談をすることをおすすめいたします。

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