太陽光パネルの掃除に必要な道具とやり方

2018年12月21日 メンテナンス

太陽光パネル上の汚れで多いのが鳥の糞害や砂埃の蓄積。太陽光パネルが汚れたり曇ったりすると、発電量の低下に繋がります。ですが、主要な太陽光パネルメーカーでは、基本的にパネルの洗浄は必要ないとしています。太陽光パネルに付着した汚れは、雨により洗い流されるため掃除をしなくても良いというのがその理由です。また、太陽光パネルの使用環境上、汚れに関してはメーカー側も想定済みですからそこまで出力の低下を気にする必要もないでしょう。実際に太陽光パネルの設置からこれまで一度も掃除をした事がないという人は多いはずです。

しかし、屋根の形状であったり周辺の環境によって、雨水では十分に汚れが除去出来なかったり通常よりもパネルが汚れやすい場合、掃除が必要になってくる事もあります。そこで、どうしても太陽光パネルの掃除をする場合、どのような方法でどんなアイテムを用いれば良いのか紹介していきます。

推奨される掃除道具ややり方は?

推奨される掃除道具ややり方は?

太陽光パネルメーカーによるパネルを掃除するにあたって特に推奨する道具はありません。やり方に関しては、水で洗い流すだけという方法を進めているメーカーがほとんどです。ですが、上記はどうしても掃除をする場合は…という事でありパネルの掃除に関してはメーカー側は業者への依頼を推奨していることを忘れてはいけません。

自分で太陽光パネルを掃除する際の道具

自分で太陽光パネルを掃除する際の道具

上記でも説明した通り、メーカーが推奨している掃除道具はありませんが、その上で自分で太陽光パネルを掃除する場合は次に紹介するような道具があります。

スクイージー

スクイージーはT型のブレード部分がゴム製で出来た水切りアイテムです。太陽光パネルを掃除する際に水を使用した場合、そのままにしていると水跡が出来たり余計にパネルが曇ってしまう事も。ですから、太陽光パネル掃除の仕上げに必須となるのがスクイージーなのです。ゴム製でパネルを傷つけることも、拭き跡を残す事もなく効率的に水切りが可能となります。

マイクロファイバー

髪の毛の1/100といった極細の合成繊維で出来たものがマイクロファイバーです。吸水性や速乾性、柔軟性が高い繊維であり、太陽光パネルの掃除に適しています。太陽光パネルの掃除の際には、傷がつかないする事が非常に重要です。
マイクロファイバーは、柔軟性が高く太陽光パネルを傷つける心配がありません。また、それだけではなくマイクロファイバーの特殊な繊維の構造上、洗剤を使用しなくても汚れを絡めとる事が出来るという性質があります。そのため太陽光パネルも洗剤なしでマイクロファイバーのみでの掃除も可能となるのです。

高圧洗浄機

太陽光パネルの掃除には、高圧洗浄機の使用は禁忌と聞いた事があるかもしれません。確かに高圧洗浄機の種類によっては、強力噴射される水圧がパネルを損傷させる原因となりかなねません。外壁掃除と同じ感覚で高圧洗浄を使用するのはNGです。

高圧洗浄機を太陽光パネルに使用する場合は、パネル専用のブラシを使用するようにしましょう。これだと、太陽光パネルを傷つける事やく汚れをしっかりと落とす事が出来ます。それ以外の場合は、高圧洗浄機の使用はオススメしていない太陽光パネルメーカーも多くなっています。

太陽光パネル用のお掃除ロボット

最近では、一般家庭でも随分とお掃除ロボットが普及してきました。そんなお掃除ロボットの太陽光パネルバージョンも存在しています。お掃除ロボットなら、高所での作業の必要がありませんから安全面でもメリットが高くなります。しかし、ネックとなるのは太陽光パネル用のお掃除ロボットはまだまだ一般家庭で導入するには高額という点ですね。

エアーコンプレッサー

圧縮した空気を噴出するエアーコンプレッサーの使用により太陽光パネルに付着した砂や埃などを拭きとばして掃除をします。砂などでパネルを傷つける心配がありません。

ガラス用洗剤

太陽光パネルの掃除は、どんな洗浄剤でも使用可能というわけではありません。効果がないだけではなく、逆にパネルを劣化させたり出力を落とす原因になりかねません。もし、洗剤を使用する場合は、ガラス用のタイプを使用すると良いですね。

足場

太陽光パネルを掃除するには、足場や脚立などが必要になってきます。長さなど、適切な製品を選ぶ必要があります。

太陽光パネルの掃除のやり方

まずはじめに断っておきたいのが、太陽光パネルの掃除にはマニュアルがありません。ですから、自分で掃除をする事によってパネルを損傷してしまうと保証を受けられなくなってしまう可能性があるという事を覚えておきましょう。

手順1:

太陽光パネルに、小石や大きめの砂などが堆積していた場合は、まずエアーコンプレッサーで吹き飛ばしましょう。この段階で、布でパネルを拭くと小石や砂により傷つけてしまう可能性があります。エアーコンプレッサーがない場合は、水で汚れを洗いながしましょう。この時、高圧洗浄機で直接水を吹き掛ける事はオススメしません。

手順2:

次に濡れたマイクロファイバーで太陽光パネルを優しく拭きます。通常は洗剤を使用する必要はありませんが、どうしても汚れが取れないという場合にガラス用の中性洗剤を使用します。洗剤を使用した後は、水でまた洗い流しましょう。太陽光パネル専用のブラシを取り付けた高圧洗浄機を使用するのも可能です。

手順3:

太陽光パネルを濡れたまま放置してはいけません。必ずスクイージーや乾いた布で拭きあげるようにしてください。特に掃除に水道水を使用した場合は、必ず水気を完璧に拭き取るようにしましょう。

太陽光パネルの掃除のやり方は、ごく簡単なシンプルなものになります。ただ、やり方はシンプルなのですが場所が場所だけに手間がかかります。掃除を行う場合は安全性にしっかりと注意をし、パネルの上にあがらない様に注意してください。

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SOLRIDER®は、太陽光パネルの全面を、隅(端縁)まで効率よく自動清掃するとともに、メンテナンスを容易とした、消費電力の少ない太陽光パネル自動清掃ロボットです。

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システムの異常及び不具合を早期に発見し、安全を確保するとともに、故障などを未然に防止する効果があります。また、太陽光パネルの20年以上の長期的な出力保証が、特に注目されていますが、寿命は長いとはいえ、毎年経年劣化による性能低下が進んできます。

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