太陽光とは?
地球から約149,600,000Kmとはるか遠くにある恒星のひとつが太陽です。遥(はる)か遠くといっても、恒星の中では太陽は地球に近い場所にあるとも言える星です。そのため地球は太陽から様々な恩恵を受けているのです。太陽の主成分は水素であり、ガスでできている星といっても過言ではありません。
そんな水素ガスの塊のような太陽は、核融合により自ら光を放っているんですね。この光がいわゆる太陽光です。地球が生物が暮らすことのできる星であり続けていられるのも、こうした放射された太陽光のエネルギーが地球へ届いているからに他なりません。
もし、太陽光が地球に届かない場合どうなるのでしょうか。地球はどんどんと気温が下がり、やがては生物の住めない死の星へと変わってしまうことでしょう。それくらい太陽光のエネルギーとは地球にとって大きな存在なのですね。
太陽光の種類
太陽光は、赤外線・紫外線・可視光線の3つからなっています。
赤外線
そのうちの赤外線は目に見えない不可視光線で、波長の短いものから近赤外線、中赤外線、長赤外線の3種類に分類されます。赤外線は生活の中で幅広く利用されていますので、日頃から耳にすることも多いでしょう。最近では、身体の芯からポカポカ温まるとして遠赤外線を利用したヒーターや、お肉や魚をふっくらジューシーに焼き上げる調理器具なども人気となっています。その他、さまざまな専門分野で遠赤外線は研究されそして色んなものに応用されているのです。
紫外線
太陽光の中でも紫外線はもっとも太陽のイメージと結びつきが強い光線かもしれませんね。紫外線といえば、真っ先に思いつくのが肌への影響でしょう。そんな紫外線も波長の長さによってUV-A・UV-B・UV-Cに分けられます。紫外線は意外にも太陽光の中で、最もエネルギーが強い光なんですよ。
肌へのダメージばかりが取り沙汰されますが、紫外線には殺菌力効果がありそれを食品や医薬品などに利用されています。またふだん使用している蛍光灯にも紫外線が含まれているのです。室内で植物を成長させるため、また水槽などのライトとしても紫外線は応用されています。
可視光線
可視光線は上の2つと違って目に見える光のことです。可視光線は7色に分類され、赤、青、緑、黄色…などがあります。虹を想像すると分かりやすいでしょう。
ただ太陽光を見ても、そんな色を感じないと不思議に思うかもしれません。太陽光に含まれる可視光線は、単独ではなくさまざまな波長のものが混在しているため上記のような赤や青といったハッキリとした色には見えないのです。
太陽を浴びることで身体のリズムが整うと言われているのは、この可視光線の影響によるものです。現在、この可視光線は医療の分野での活躍が期待されています。
太陽光のエネルギーはどれくらい?
太陽から地球上へと降り注ぐ太陽光エネルギーは1日でなんと約174ペタワットと言われています。「ペタワット」は聞き慣れない単位だと思いますが、1ペタワットは、1000兆ワットになります。毎日こんなにも膨大な太陽光エネルギーが地球上に照射されているなんて驚きですね。
ただ実際に利用することのできる太陽光エネルギーは、1ペタワットです。174ペタワット中1ペタワットといいますと、利用できる量が随分と少ないように思えますが、先ほど説明した通り1ペタワットでも1000兆ワットですからかなりの利用可能量だと思いませんか?
実際1ペタワットで全世界のエネルギー消費量の50倍にも当たるそうです。たった1時間の太陽光照射で全世界の人類が使う1年分のエネルギーに該当するのです。それくらい太陽光のエネルギーは巨大なのですね。
再生可能エネルギーとしての太陽光
そんな太陽光のエネルギーを効率的に利用する方法のひとつが太陽光発電です。石油や石炭などの化石燃料と違って太陽光なら枯渇の心配もありません。なにせ、太陽光は1時間で全人類のエネルギー消費量を1年分補えるほどなのです。しかも地球に優しいクリーンなエネルギーですから、これを利用しない手はありません。太陽光は、風力、水力、バイオマス、地熱といった5大再生可能エネルギーの中でも特別に有能なエネルギーだといえるでしょう。
世界中、そして日本でも国として力をいれている、太陽光事業。法人だけでの活用ではなく、最近は多くの一般家庭でも太陽光発電システムが導入されるようになりました。これからも太陽光を利用した発電システムの普及率は、あがっていくと考えられます。この発電システムをうまく利用すれば、家庭で使用する電力を太陽光でまかなうことができ、また余った電力を売って収入を得ることもできるようです。
太陽光はこれからますます、私たちの暮らしに密接に関わってくるようになり、生活の中で大きな役割を果たしてくれるでしょう。
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