太陽光パネルの掃除・メンテナンスのソーラークリーニング > コラム > 売電 > 太陽光で電気代がタダになる?電気代を抑えるポイント

太陽光で電気代がタダになる?電気代を抑えるポイント

2022年11月20日 売電
太陽光で電気代がタダになる?電気代を抑えるポイント

「太陽光発電システムは最初に設置費用はかかるものの、その後は自分の家で発電できるのだから、電気代はタダになる!」

そんな風に思っている方はいませんか?
最近は物価もエネルギー価格もどんどん値上がりをしているので、もし太陽光を設置することで電気代がタダになればとても嬉しいですし、助かりますよね。太陽光を設置することで、電気代をタダにすることは可能なのでしょうか?

太陽光発電で電気代をタダにできる?

太陽光発電を設置すれば電気代をタダにできるかどうか…結論から言ってしまうと、ライフスタイルにもよりますが、電気代をタダにすることはかなり難しいと言えるでしょう。

理由としてはまず、太陽光発電は太陽が出ている時間しか発電ができません。つまり夜の発電量はゼロですし、天気の悪い日はほとんど発電できない日もあります。この発電ができない時間帯に電気を使うのであれば、電力会社から電気を買うことになるので、電気代は発生してしまいます。

それでは、
「うちは昼間はほとんど電気を使わないから、例え夜間の電気を買ったとしても、売電収入でプラマイ0(実質タダ)になるのでは?」
というケースはどうでしょうか?
最近ではさまざまな物の値段が上がっていますが、電気代も例外ではありません。そして今後も値上がりするでしょう。それに対して、売電価格は年々下がっています。
つまり、売電収入による利益を得にくくなっているということです。
このことから、このケースであっても生活の中でかなり節電を意識するなどの工夫をしないと、電気代をタダにすることは難しいと言えます。

「発電量>消費電気量」という家庭や、蓄電池やオール電化などを導入すれば、電気代をタダに近づけることは可能化もしれませんが、何も意識せずに普通に電気を使う生活をしながら…となると、電気代をタダにすることは不可能と言っても過言ではありません。

できるだけ電気代をタダに近づける方法

電気代を完全に0円にすることは難しいですが、タダに近づけることは可能です。
ライフスタイルによって節約方法が異なるので、いくつかのケースを挙げてみたいと思います。

昼間はほとんど電気を使わない家庭

夜は電力会社から電気を買うことになりますが、昼間に発電した電気のほとんどを売電することができるので、夜に節電を心がけることで、電気代を抑えることができます。
また、蓄電池を導入すれば、昼に発電した電気を貯めておくことができるので、貯めておいた電気を夜使うことができます。

昼間も電気を使う家庭

太陽光発電で昼間に発電した電気はそのまま昼間の生活で使い、余った分だけ売電します。電力会社によっては、夜間の電気代が安くなるプランもあるので、検討してみても良いかもしれません。

もともと電気代が安い家庭

もともと電気をあまり使わない家庭は、昼間は自家消費をして余った分は売電しましょう。蓄電池を使えば夜の電気も賄うことができるので、電気代を抑えることができます。

いずれの方法でも、普段から節電を意識することも大切なポイントです。

売電と自家消費、どちらが得?

太陽光発電が普及し始めた当初は、「太陽光は儲かる」と言われていましたが、現在は電気代はどんどん上がり、売電価格は下がっていることから、太陽光で儲けることも、電気代を実質タダにすることも難しくなってしまいました。

それでは太陽光で発電した電気を売電するのと、自家消費をするのではどちらが電気代をタダに近づけることができるのでしょうか?

家庭用電気の料金は、2020年の段階で23.2円/kWhとなっていますが、ここ1年ほどで電気代はどんどん値上がりをしています。

※参考:資源エネルギー庁ウェブサイト|日本のエネルギー 2021年度版 「エネルギーの今を知る10の質問」

そして10kW未満の太陽光の売電価格は、2022年度は17円。

※参考:資源エネルギー庁ウェブサイト|なっとく!再生可能エネルギー 固定価格買取制度

つまり、電気料金が売電価格をはるかに上回っている状態なので、自家消費をする方がお得なのです。

まとめ

残念ながら、太陽光で電気代をタダにすることは非現実的ですが、やり方次第では電気代を抑えることはできそうです。

電気代をできるだけタダに近づけるためには、

・太陽光で発電した電気はできるだけ自家消費をし、余った分のみ売電する。
・夜間や天気の悪い日は節電に努めて、できるだけ購入する電気を減らす。

このような工夫が必要となります。

太陽光発電システムは確かに初期費用はかかりますが、20年以上使えるものです。初期費用の回収は一般的に10年以内にできると言われているので、費用回収後は純粋に電気代を抑えることに役立ちます。
太陽光を設置することで、どのぐらい電気代が変わるかは、それぞれの家庭によって異なりますので、複数の業者から見積もりを取ってみて、メリットが大きいようであれば設置を検討してみてはいかがでしょうか?

お問い合わせ

弊社へのご質問、太陽光の掃除及びメンテナンス、お見積の依頼などはお問い合わせフォームよりお願いします。なお、迅速な回答を心がけておりますが、お問い合わせ内容によっては、回答にお時間がかかる場合があります。あらかじめご了承ください。








PANEL CLEANINGメンテナンス事業

ソルライダー

SOLRIDER®は、太陽光パネルの全面を、隅(端縁)まで効率よく自動清掃するとともに、メンテナンスを容易とした、消費電力の少ない太陽光パネル自動清掃ロボットです。

ドローン

太陽光発電施設において、ドローン(SKYSCAN®PRO)によるスーパードローン点検、 およびロボット(SOLRIDER®)によるロボット清掃を、組み合わせてご提供する、出張型の発電最大化サービスです。

メンテナンス事業 - 雑草対策

雑草対策

太陽光設備のメンテナンスの一つとして、重要な位置を占めるのが雑草対策。雑草対策を怠ると、様々な問題が発生します。『発電効率低下』・『設備への障害』・『獣害・鳥害・虫害問題』などせっかくの太陽光発電システムが100%の力を出し切れず、投資回収期間が長くなります。

メンテナンス事業 - 保守点検

保守点検

システムの異常及び不具合を早期に発見し、安全を確保するとともに、故障などを未然に防止する効果があります。また、太陽光パネルの20年以上の長期的な出力保証が、特に注目されていますが、寿命は長いとはいえ、毎年経年劣化による性能低下が進んできます。

POPULAR POSTSよく読まれている記事