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太陽光パネルの洗浄は必要?パネル洗浄の効果と注意点

2021年7月20日 メンテナンス
太陽光パネルの洗浄は必要?パネル洗浄の効果と注意点

普段は屋根の上にあって、見る機会がほとんど無い太陽光パネルですが、実は意外と汚れているということはご存知ですか?
「太陽光パネルはメンテナンスフリー」
「自浄作用があるから洗浄不要」
と言われることもありますが、どうしても経年と共に汚れが蓄積されていってしまうものです。今回は太陽光パネル洗浄の効果や、洗浄の際の注意点などについてお伝えしたいと思います。

太陽光パネルの洗浄は必要?

「太陽光パネルの汚れは雨で流れ落ちる(自浄作用がある)」ということを聞いたことがある人は多いと思います。確かに太陽光パネルの汚れは、雨で流れ落ちるように設計されています。

そうとはいえ、太陽光パネルの主な汚れは土埃・砂埃、花粉、黄砂、鳥の糞、落ち葉などがあり、この中には雨だけでは流せない汚れもあります。
特に鳥の糞については、乾燥してしまうとパネルにこびりついてしまい、とても雨だけでは落とすことができません。そしてそのまま放置してしまうと、糞が付着している部分だけが発電することができないため、発電量に悪影響を及ぼす可能性があります。
また、黄砂や花粉が多く飛ぶ地域では、どうしても少しずつ堆積してしまうこともありますので、点検の際などにチェックすると良いでしょう。

太陽光パネルの表面が汚れていると、太陽光のエネルギーをフルに吸収できなくなってしまうので、発電量の低下を招きます。
発電量の低下が気になったり、点検の際に汚れが確認できた場合は、太陽光パネルを洗浄することをおすすめします。

太陽光パネル洗浄で得られる効果

太陽光発電量の維持、低下防止

前述した通り、太陽光パネルの表面に砂埃や鳥の糞などの汚れがあると、発電量が減ってしまいます。定期的に太陽光パネルを洗浄すれば、常に汚れの無いキレイな状態を保てることになるので、発電量の維持、発電量の低下を防止できます。

減っている太陽光発電量の回復

太陽光パネル表面に付着している汚れが原因で発電量が減ってしまっている場合は、太陽光パネルを洗浄することによって、発電量が回復することが見込めます。

太陽光パネルの洗浄は業者に任せましょう

家庭用の太陽光パネルは、屋根の上に設置されているのが一般的です。パネルを自分で洗浄するとなると屋根に上って行う高所作業になるので、転落の危険があります。メーカー側も、屋根に取り付けてある太陽光パネルの洗浄を自分ですることは推奨していません。
また、自分でパネルを洗浄するとパネルの表面に傷をつけてしまう可能性も十分にあります。そして、自分で太陽光パネルの洗浄をしてパネルに傷をつけてしまった場合の修理は補償対象外となり、有料になることもあります。(メーカーによって補償内容が異なるのでご確認ください。)
太陽光パネルの洗浄は、自分で行おうと思えばできないこともありませんが、このようなことから、太陽光パネルの洗浄をする場合は、専門業者にお任せすることを強くおすすめします。

太陽光パネルのNG洗浄方法

しかし、それでもどうしても太陽光パネルの洗浄を自分で行いたい、という場合には、最低限、下記に挙げることに注意して行いましょう。

雑巾でゴシゴシ

太陽光パネルの表面は強化ガラスで覆われています。常に屋外で雨風にさらされているため、パネル表面にはザラザラしている砂などが付着しています。そこを雑巾でゴシゴシ擦ってしまうとパネル表面が傷ついたり、ガラス表面が曇ってしまい、太陽光を十分に取り込めなくなってしまう可能性があります。太陽光パネルを拭き掃除する際には、雑巾は使わずに、マイクロファイバークロスなどの柔らかい素材の布を使い、表面に傷をつけないように優しく拭きましょう。

水道水をそのまま…

水道水にはカルキやその他の成分が含まれています。水道水をそのまま使うと、それらの成分がパネルに残ってしまいます。水道水で洗ったグラスや鏡などに白く水垢が残ってしまったことはありませんか?水道水でパネルを洗浄すると、それと同じことが太陽光パネルで起こってしまう可能性があります。水道水を使う場合は、パネル洗浄用の洗剤を希釈し、洗浄後はすぐに水切りでパネル表面の水を取り除きましょう。

高圧洗浄機で一気に!

高圧洗浄機で高圧の水を吹きつけて一気に汚れを落とす方法は、ラクに一気にパネルがキレイになりそうですが、パネル表面が割れてしまうばかりか、その隙間から水が内部に侵入して故障の原因となる可能性があります。

まとめ

太陽光パネルの洗浄には、発電量の維持・低下防止・回復などの効果もあるので、できれば定期的にパネルの汚れをチェックし、洗浄をした方が良いと言えます。パネルを直接目で見ることが難しい場合でも、モニターでこまめに発電量をチェックしておけば、発電量の低下によって早めに汚れに気付くこともできます。
ただし、屋根に上って自分で洗浄を行うのは危険を伴いますし、パネルを傷つけてしまう可能性もあります。パネル洗浄をする際には、極力専門業者に依頼しましょう。

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