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太陽光発電で雨漏り?雨漏りが発生する原因と防止策

2020年6月20日 メンテナンス
太陽光発電で雨漏り?雨漏りが発生する原因と防止策

太陽光パネルを屋根に設置するためには、屋根に穴を開ける必要があります。この屋根に穴を開けるという作業には雨漏りのリスクがあり、「太陽光発電を設置すると雨漏りをするのではないか…」と心配になる方も多いのではないでしょうか?一体どのようなことが原因で雨漏りしてしまうのか、またそれを防ぐためにはどうすれば良いのか、などを解説していきます。

太陽光発電を設置すると雨漏りのリスクが上がる?

一般的に、家庭用の太陽光パネルは屋根の上に設置します。太陽光発電が原因で起こる雨漏りの原因の多くは、パネルの設置時にしっかりとした施工を行っていないことにあります。

そもそもの屋根の構造は下から、

屋根を支える垂木
屋根の下地となる野地板
防水シート
瓦やスレートなどの屋根材

という形でできています。

太陽光パネルを設置する際には、パネルを支える架台を取り付けるわけですが、この時、垂木までビスを打ってしっかりと固定する必要があるため、屋根材と防水シートに穴を開けなくてはならないのです。
通常は穴を開けたとしても架台固定後に、瓦を元に戻したり、コーキング処理をするなどして、防水処理を適正にしっかり行えば、雨漏りをすることはありません。しかし、技術的に未熟な施工業者であったり、手抜き工事などを行われてしまうと、雨漏りが起きてしまう可能性があるのです。

太陽光発電設置による雨漏りを防ぐために

高いお金をかけて太陽光発電システムを導入したにも関わらず、雨漏りの被害が出てしまっては堪ったものではありません。絶対に阻止したいと思うのは当たり前です。それでは、太陽光による雨漏りはどうすれば防げるのでしょうか?

信頼できる施工会社を選ぶ

太陽光に限らず、何に於いても信頼できる相手に物事を依頼するのが一番です。
特に太陽光パネルの自社施工を行わない、販売だけを行っている会社に多いのが、知識不足の営業マンがどんな状態の屋根であっても安易に受注をしてしまう…というパターンです。
太陽光パネルはどんな屋根でも設置できるわけではなく、中には設置には向かない屋根もあります。知識がなかったり、ノルマの達成しか頭にないような営業マンは、本来ならお断りするべき案件でも、リスクの説明することなく、お構いなしで受注してしまうのです。
契約をする際には、太陽光発電の施工実績が豊富で、さまざまなリスクの説明やそれらに対する提案をしてくれるような施工業者を選ぶと安心です。

屋根に穴を開けない工法を採用する

一般的に、架台を固定するためには、屋根に穴を開けてビスを固定する方法で行いますが(直打ち工法)、屋根に穴を開けずに固定する方法がいくつかあります。穴を開けないので雨漏りのリスクは減りますが、費用は割高になります。

雨漏りの保証内容について確認をする

契約時に、雨漏りをした場合にどのような保証を受けられるのかしっかりと確認しておくと安心です。保証内容については、書面で残しておきましょう。

定期点検は必ず行う

太陽光パネル設置後、初回は1年目、それ以降も定期的に点検を行う必要があり、ほとんどの施工業者が初回無料、それ以降も業者によっては無償で点検を行っています。早めに不備が見つかれば雨漏りを防ぐことができるので、定期点検は必ず行いましょう。

雨漏りをしてしまったら

ではここからは、太陽光パネル設置後に、不幸にも雨漏りをしてしまった場合について。
まずは施工業者に連絡をします。悪徳業者でない限り、スピーディーで適正な対応をしてくれます。雨漏りをした日や雨漏りの状態などをわかりやすく証拠として残すためにも、スマホなどで写真撮影をしておくのがおすすめです。

次に費用について。雨漏りしてしまった場合、屋根の修繕が必要になりますが、場合によっては数十万円というまとまった費用がかかります。

太陽光パネルにはメーカー保証がついているので、「雨漏りしたらメーカー保証を使えば…」と思う方もいるかと思いますが、メーカー保証はあくまでも「製品に対する保証」であり、一部メーカーを除き、ほとんどのメーカー保証は「施工不良による雨漏り」には使うことができません。

こんな時に確認したいのが、施工業者の保証です。太陽光発電システムの設置業者は、「リフォーム瑕疵保険」の加入が義務付けられています。太陽光発電の契約をする際には、必ず保険に加入しているか確認しておきましょう。
施工不良による雨漏りの修繕費用は、基本的に施工業者の保証を使うことで期間内であれば無料で対応してくれます。

まとめ

太陽光発電システムによる雨漏りを防ぐためには、業者選びが大きなポイントとなります。知識と実績が豊富で、保証を含めたアフターフォローまで万全な業者に依頼すれば、雨漏りのリスクが減りますし、万が一雨漏りしてしまった場合でも、良い業者であれば、スピーディーに対応してくれるはずです。太陽光発電の設置業者を選ぶ際には、設置のコストやスピードだけにとらわれず、「本当に信頼できるかどうか」をしっかり見極めましょう。

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