太陽光パネルの掃除・メンテナンスのソーラークリーニング > コラム > 購入 > 光熱費を大幅に節約できる?太陽光とオール電化について

光熱費を大幅に節約できる?太陽光とオール電化について

2020年2月20日 購入
光熱費を大幅に節約できる?太陽光とオール電化について

太陽光発電システムの導入を検討する際、一緒に導入すべきか迷うのが「オール電化」です。実際に、太陽光発電システムの施工店の営業マンに勧められた経験がある人も多いかと思います。
「環境にもお財布にも優しいエコな暮らし」というようなキャッチコピーはよく見かけますが、太陽光とオール電化の暮らしが具体的にどのようなものなのか、ピンと来ない人もいるのではないでしょうか?今回は、太陽光とオール電化について解説していきます。

オール電化とは?

これまでは、キッチンではガスコンロを使って調理をし、お湯はガスで沸かし、暖房は電気やガス、灯油を使って部屋を暖めるというのが一般的でした。
オール電化とは、これらの調理や給湯、空調などガスをを使わずに、全て電気で賄うことを言います。

・ガスコンロ→IHクッキングヒーター

・ガス給湯システム→エコキュートや電気温水器

・ガスエアコンやガスヒーター、石油ストーブなど→エアコンのほか、床暖房や蓄熱ヒーター

オール電化にするとガスを使わない生活となるため、光熱費の支払いが電気一本になります。こうすることによって、これまでは基本料金だけでもガスと電気の両方を払っていた家庭でも、電気のみに絞ることができます。
また、基本的にオール電化では電気代が安い深夜帯にお湯を沸かしたり、熱源を溜めたりします。このため、各家庭のライフスタイルにもよりますが、光熱費を節約することが可能となるのです。

太陽光発電とオール電化は相性が良いと言われる理由は?

「太陽光とオール電化は相性が良い」と言われていますが、その理由は一体何なのでしょうか?
電力会社はオール電化向けの料金プランを用意していて、そのプランの内容は「深夜の電気料金が安く、昼間の電気料金が割高になる」というものです。このため、小さなお子さんがいる家庭や専業主婦世帯のように、昼間にも電気を使う必要がある家庭の場合、電気代が高くなってしまうことがあります。
しかし、太陽光発電システムを導入すると、太陽が出ている昼間の電力を自家発電で賄うことができるため、昼間でも電気代を気にすることなく電力を使うことができます。
更に蓄電池を設置していれば、昼間に消費しきれなかった電力を夜間に使うことができるので、電気代を大幅に節約できると言えます。

太陽光とオール電化の相性の良さの理由は、光熱費の節約だけではありません。
オール電化には、「停電時に何もできなくなる」という大きな弱点があります。しかし、太陽光発電システムは自家発電ができるわけですから、この弱点をカバーすることができるのです。

太陽光×オール電化のデメリット

電気代が大幅に安くなり、環境にも良い太陽光発電とオール電化ですが、初期費用が高いというデメリットがあります。

太陽光発電システムとオール電化を導入するためには高額な初期費用がかかります。ざっくりとした計算でも「太陽光発電システム:100~200万円(蓄電池も設置すると+100万円以上)」と「オール電化:65万円~70万円」がかかることになります。
つまりこの二つを導入すると、単純計算で少なくとも200万円以上の初期費用が必要となります。
しかし、太陽光を導入すれば毎月の電気代が安くなる上、売電収入を得ることもできます。初期費用分をすぐに回収するのは難しいかもしれませんが、10年、20年…と長い目で見れば、初期費用分+αの回収が可能かと思います。

オール電化に向いてるのはこんな家庭

初期費用の問題さえクリアできるなら、どの家庭でも太陽光とオール電化を導入すれば、その恩恵を受けられるのかというと、そういうわけではありません。

太陽光発電システムは、電気代の節約に貢献します。
オール電化はガス代の節約に貢献します。

つまり、もともとガスの使用料金が安い家庭の場合、オール電化を導入しても思っていたほどメリットを感じることができないどころか、光熱費が高くなってしまうケースもあるのです。逆に、ガス代が毎月1万円以上かかるような家庭の場合は、光熱費がかなり安くなったと実感できるでしょう。
「光熱費の節約」という観点でオール電化の導入を検討する場合、毎月のガス代の目安は6,000円です。これよりもガス代が安い家庭がオール電化を導入する際には、しっかりと見極める必要があるといえます。

そうとはいえ、オール電化にすると火を使わなくなるため火災の心配が減ったり、災害時にエコキュートのタンクのお湯を使うことができたり、金銭的な面以外にもメリットはあります。また、太陽光と組み合わせることで、環境に優しいエコな生活を実現することもできます。金銭的なことは抜きにして、環境改善に貢献したい方には「太陽光×オール電化」が向いていると言えるでしょう。

まとめ

太陽光とオール電化は相性が良く、「環境に優しい」ことは間違いないようです。ただし「お財布に優しい」かどうかについては、それぞれの家庭のライフスタイルによって異なります。特に光熱費の節約を目的に「太陽光×オール電化」の導入を検討する際には、どれだけ毎月の光熱費を減らすことができそうか、何年で初期費用が回収できそうかなど、しっかりとシミュレーションを行って、慎重に考えた方が良いでしょう。

お問い合わせ

弊社へのご質問、太陽光の掃除及びメンテナンス、お見積の依頼などはお問い合わせフォームよりお願いします。なお、迅速な回答を心がけておりますが、お問い合わせ内容によっては、回答にお時間がかかる場合があります。あらかじめご了承ください。








PANEL CLEANINGメンテナンス事業

ソルライダー

SOLRIDER®は、太陽光パネルの全面を、隅(端縁)まで効率よく自動清掃するとともに、メンテナンスを容易とした、消費電力の少ない太陽光パネル自動清掃ロボットです。

ドローン

太陽光発電施設において、ドローン(SKYSCAN®PRO)によるスーパードローン点検、 およびロボット(SOLRIDER®)によるロボット清掃を、組み合わせてご提供する、出張型の発電最大化サービスです。

メンテナンス事業 - 雑草対策

雑草対策

太陽光設備のメンテナンスの一つとして、重要な位置を占めるのが雑草対策。雑草対策を怠ると、様々な問題が発生します。『発電効率低下』・『設備への障害』・『獣害・鳥害・虫害問題』などせっかくの太陽光発電システムが100%の力を出し切れず、投資回収期間が長くなります。

メンテナンス事業 - 保守点検

保守点検

システムの異常及び不具合を早期に発見し、安全を確保するとともに、故障などを未然に防止する効果があります。また、太陽光パネルの20年以上の長期的な出力保証が、特に注目されていますが、寿命は長いとはいえ、毎年経年劣化による性能低下が進んできます。

POPULAR POSTSよく読まれている記事