太陽光の導入のデメリット

2019年6月23日 メンテナンス

クリーンな再生可能エネルギーである太陽光は、資源の少ない日本にとっては適した発電方法だと言えます。その他にも太陽光システムを導入する事で光熱費がお得になったり、売電収入を得られるといったメリットもあげられますが、
デメリットもあります。導入前に、考えられるデメリットについても生理しておきましょう。

導入費用が高い

最初に頭に浮かぶデメリットは、やはり導入費用が高額ということでしょう。選ぶパネルの種類や枚数にもよりますが、一般家庭で太陽光パネルを設置する場合の費用目安は5kWで相場は160万円です。最近は160万円を切るケースも多くなっていますが、それでも大抵の場合は100万円を越える支払い額となります。ローンに組み込めば、当然利息もかかりますし、決して安い金額ではありません。

シュミレーション通りにいかない

太陽光パネルを設置して後悔をしているという人の話を聞くと、金銭的にシュミレーション通りにいっていないというケースが多いものです。太陽光の営業で、○年で元が取れあとは利益が積み上がっていくだけと聞かされた経験はないでしょうか。

しかし、それはあくまでもシュミレーション上での計算です。場合によってはプラスになるどころか、赤字になってしまったというケースも存在します。とくにずさんなシュミレーションを鵜呑みにすると後悔してしまうことも。

10年後はどうなるか分からない

売電収入を期待して太陽光パネルを設置する人も多いのではないでしょうか。現在は、余剰電力は10年間は固定価格で売却することが出来ます。しかし、その後はどうなるか分かりません。言えることは、今より買い取り価格は必ず安くなるという事だけです。

外観

気になる人にとっては、太陽光パネルの設置によって外観が損なわれる事もデメリットのひとつだと言えます。太陽光パネルの設置は安全性と効率が何もよりも大切。お世辞にもデザイン性に優れているとは言えません。そのため外観にこだわりがある人にとっては、屋根に太陽光パネルを載せるということ自体がデメリットになる可能性があります。

また、太陽光パネルを載せるために、好みの外観を諦めなくてはいけないケースもあります。

災害時のトラブル

日本は台風や地震、大雨と他国よりも災害の多い国です。そんな災害が起きた時、太陽光パネルにより更なるトラブルが起きる可能性があります。台風や地震で太陽光パネルが落下した場合を考えてみましょう。まわりの住人に怪我をさせたり、損害を与える可能性も考えられます。また、感電や漏電、火事の原因になることも。

他にも撤去費用についても考えなくてはいけない問題です。自然災害補償があるメーカーは少なく、あっても有料となっているのです。火災保険でも地震の場合は、補償されません。火災保険とセットの地震保険で対応しなければいけませんが、毎月の保険料の負担が増えてしまいます。

メンテナンス費用の負担

太陽光パネルの寿命は20年以上と言われていますが、その間に必ずメンテナンスが必要となります。そのメンテナンス費用が、以外と高くデメリットだと感じるケースもあります。

蜂の巣や鳥の巣の被害

時に太陽光パネルの裏に、蜂や鳥が巣をつくってしまうことがあります。鳥の巣の場合は、糞害により太陽光パネルを掃除する必要も出てくるでしょう。放置していると発電効率が下がってしまいますから、仕方ありません。しかしそうなると掃除の手間がかかりますし、自分で行う場合は危険性も高いものです。業者に依頼をすると、数万円~といった費用が発生してしまいます。

撤去時の費用

太陽光パネルもいつか必ず撤去しなければいけない時がきます。また、寿命がきていなくても災害などなんらかのきっかけで撤去しなければいけない事も考えられます。その際に必要な費用は、現在の段階では約25万円程度です。撤去費用も決して安くはありません。

有害物質

太陽光パネルの中には、有害な物質が含まれている品もあります。そのため、災害や事故により有害物質が流れ出してしまう可能性も否めません。これは、処分時の問題にもあげられています。

まとめ

太陽光パネルのデメリットを簡単にまとめると、金銭的にも発電的にも不安定な面があるという事でしょう。天候やまわりの環境に発電は左右されやすく、売電価格など太陽光発電の将来性にも不安がない訳ではありません。万全を期すためには、保険料の支払い負担も大きく、メンテナンス費用も用意しておく必要があります。それでも、全てのトラブルが保険でまかなえる訳ではありません。

こうしたデメリットがある事を知り納得をした上で、太陽光パネルの導入を決めるようにしましょう。

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